エヒメアヤメは、山の草地や疎林地に生える多年草です。大陸系遺存植物(かつて大陸と陸続きだったことを示す植物)で阿蘇では産山村で主に見られます。野焼きにより周辺の背の高い草などがなくなることで、たくさんの太陽を浴びることができ生育が可能となっています。エヒメアヤメの花は青紫色で、5月頃に野焼きで黒くなった草原をキスミレ等とともに美しく彩ってくれます。