阿蘇市折戸地区には、湧水によってできた堤(つつみ)があります(↑写真)。堤から流れる小川(↓左写真)にはシジミ、メダカ、タガメなどが生息し、その美しい水は、周辺の水田の水として利用されています。折戸地区では、朝早くからの農作業の合間にとる休息を「こびる」といい、かきもちやあられ、じり焼だんご等を食べながら農作業に励んでいたそうです。また、田圃の一画には「村湯」と呼ばれる共同利用の温泉があり(↓右写真)、農業で汗を流した人々の休息や地元住民の憩の場となっています。