西原村の落花生(落花生豆腐) (西原村)

落花生とうふ6阿蘇外輪山の火口瀬から白川流域の立野、大津、西原方面に極地的に吹き出す東からの強風は、西原村で「まつぼり風」と呼ばれています。「まつぼる」とは、根こそぎ持っていくなどの意味で、西原村ではこの「まつぼり風」という強風のため、土の中で育つ作物を中心とした農業が営まれています。その一つが落花生であり、西原村の落花生生産は、阿蘇山由来の厳しい風の中で農業を行ってきた先人の知恵が詰まっています。また、この落花生を使った落花生豆腐は、水に浸した落花生をミキサーにかけ絞り出した煮汁を練り上げるもので、祝い事などに出される家庭料理です。今では、地元の直売所などで売られており、人気商品となっています。