昭和25年頃まで、冬の牛馬の餌や主食用にとうきびを軒先に吊して保存していました。秋に収穫し、軒先につるされたとうもろこしの幕や庭先に立てられたとうもろこしの塔は、阿蘇の秋から冬にかけての風物詩ですが、最近は牛馬を飼う農家が減り、あまり見かけなくなっています。この阿蘇の食文化と優れた景観は、世界農業遺産の認定要素です。