夏の頃、南阿蘇鉄道のトロッコ列車に乗り、全国で一番長い駅名「南阿蘇水の生まれる里白水高原駅」をすぎるとすぐ短い鉄橋が現れます。この鉄橋の真下が寺坂水源です。乗客が夏の暑さについつい身を乗り出してしまいそうな涼やかな水です。この水源は慶長11年(1607)僧法西によって建てられた玉泉山正教寺の御手洗水として使われたり、農作物の洗浄などにも利用されています。また、夏にはホタルが乱舞し、近所の人たちの楽しみの1つになっています。湧水量は毎分5トンといわれています。