「米塚」お椀を伏せたような典型的な火山の地形を見せている可愛い山です。山頂のエクボのようなくぼみは火口跡で、遠くから見ると小さく見えますが、実際は直径100メートル、深さ20メートルもあります。米塚をよく見ると、線のようなものが見えますが、これは土手(土塁)と呼ばれるもので、昭和初期、鉄などの資材が少ないなかで、牛馬が他の牧野に逃げ出すのを防ぐために、地域の人が総出で土を盛ってシバを貼り付けた土手が作られたそうです。また、放牧地の利用権の境界などを示すための半永久的な柵としての役割も担っているそうです。