阿蘇神社で一際目立つ大注連縄。注連縄は、神様をまつる神聖な場所であることを示していると言われています。阿蘇神社の大注連縄は、阿蘇神社大注連縄伝承会(約18名)の方々によって毎年作られています。毎年、立派な大注連縄が奉納されますが、約30年前その大きさから注連縄を作る後継者が居なくなったことがありました。その際、阿蘇神社に依頼を受けた一の宮町の老人会の方々は、最初は、注連縄をばらして構造を見て、見よう見真似で作ったそうです。それから、約30年間、毎年少しずつ改良を加えながら作り続けられており、見た目は同じでも、一つとして同じものはないそうです。なお、注連縄は、稲のワラで作られているように思えますが、稲の藁だと節で切れてしまうため、実は、もち米のワラで作るそうです。近年では、その技術力の高さから、阿蘇の他の神社だけでなく県外からの注文もあっているそうです。